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社会福祉法人白梅学園は、児童福祉法に基づき様々な事情で家族と一緒に生活することのできない子の自立を支援する施設です。

もうすぐひな祭り
2023年02月26日
食育生活コラム
立春が過ぎたとは言え、まだまだ寒いですね。
でも、晴れた日は、お日さまが当たるとポカポカと暖かくて、 
ほら、もうすぐそこに春がきていますね。
3月になると 桃(弥生)の節句 ひな祭り がやって来ます。
ひな祭りとは3月3日の 桃の節句 の事で、女の子のお祝いをする日です。

ひな人形は、子ども達のかわりに病気や事故から守ってくれるとされています。
ひな人形は、女の子が元気で幸せになるようにとのお祝いの気持ちや願いを込めて飾るのですね。
昔は、紙でお人形を作って、病気などの悪いものを持って行ってもらうよう、川に流していたそうです。 「流し雛」と言って、今でも「流し雛」をしてお祝いしている所もあるそうですよ。

桃の節句と言われるように、ひなまつりには桃の花ですね。
旧暦の3月3日と言えば、現在の3月上旬から4月上旬頃。ちょうど、桃の花が咲く春らんまんの季節です。
桃の木は中国では、病気や厄災をよせつけない不老長寿の仙木とされています。
桃はとても縁起のいい植物なのです。                    

ひな祭りに食べる食べ物

蛤のお吸い物・・・蛤の貝殻は、もともと一対だったものだけがぴったり合い、その他の貝どうしでは合わ
         ないのです。そのため、一生添いとげる仲の良い夫婦になれますようにという願いが込
         められています。

ひし餅・・・ひし形は成長や繁栄のシンボルとして古くから親しまれてきました。         
      ひし餅には女の子の健やかな成長と豊かな人生への願いが託されています。

ひなあられ・・・ひし餅を外でも食べやすくするために砕いて焼いたのが「ひなあられ」の発祥とも言われ 
        ています。
        関東と関西ではひなあられは違います。
        関東では、お米をはじかせた「ポン菓子」が一般的です。       
        関西では、もち米から作る「あられ」が一般的なんですよ。
        土地よって差があるのも面白いですね。

ひし餅、ひなあられの3色にも意味があります。
もも色・・・生命   白色・・・雪の大地   緑色・・・木々の芽吹き を表しています。
この3色を食べる事で、自然のエネルギーを得て、元気で丈夫に育ちますようにとされています。

ちらし寿司
縁起のいい食材を入れて食べましょう。

エビ・・・腰が曲がるまで長生きできるように。  蓮根・・・遠くまで見通せるように。         
豆・・・健康でまめに働けるように。  

色とりどりの具材にはこんな願いが込められていますよ。
今年は、どんなごちそうかな? 楽しみですね。

ちなみに、ひな人形は立春から2月の中旬頃までに飾りましょう。2月18日頃(二十四節気の雨水)に飾ると良縁に恵まれるとも言われています。
また、ひな祭りが終わったらすぐにかたづけないと、お嫁に行くのが遅くなる❕とよく言われますが、「きちんと片付けが出来る子になるように」との願いを込めた言い伝えで、必ず3月4日にかたづける必要はないんですよ。(天気の良い、湿気の少ない日に片付けましょうね。)

もうすぐ ひな祭り❕ 女の子の健やかな成長や幸せを祈ってみんなでお祝いしましょうね。